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ホルモンについて:ヒト成長ホルモン、DHEA
やせて元気になれるヒト成長ホルモン(HGH)

ヒト成長ホルモンは、アミノ酸一九一個からなるタンパクホルモンです。 経口的に摂取すると胃内でアミノ酸に分解されて効果 が消失してしまいます。 したがって注射による投与が必要です。HGHの経口使用を紹介している雑誌などがありますが、これはまったくのでたらめ。要注意です。

人の脳下垂体内には、育ち盛りの小児と老人で、ほとんど同量のHGHが存在しています。 しかし一日分泌量は健康青年で七〇〇μg、成人で四〇〇μgです。脳下垂体内には年齢にかかわらず同じ量が存在するのですが、 年齢とともに分泌されなくなるということなのです。分泌は二〇歳前後をピークに次第に減少することがわかっています。 特殊なホルモンですから全身にレセプターが存在し、特定のターゲットとなる臓器はありません。その作用も広範です。

おもな生理活性として以下のものが知られています。

1. タンパク質代謝……タンパク質生合成と窒素(N)の節約をし、組織の成長を促す

2. 遊離脂肪酸の筋への取り込みを増加させる。遊離脂肪酸は貯蔵脂肪を利用部位へ輸送するときに生成される

3. 糖代謝は脂肪分解作用を助けるため細胞内の糖が消費され、血糖も下がる。
低血糖に対しては放出され、脂肪をエネルギーとして分解し脳で利用できる糖を確保する働きがある

4. 骨、軟骨に成長的に働く

5. 乳腺での乳汁分泌に補助的に働く

HGHはその作用を発揮するため、たとえば肝臓などの細胞ではインシュリンによく似た物質、 IGF―1という生理活性物質を生成することがわかっています。この物質はHGHによって調節され、 各種の細胞を刺激して組織の成長を早め、多くの組織でDNA合成を促進します。 最新の報告では、HGHがテロメラーゼ活性を促進して、テロメアの再生を促す働きがあるといわれています。 HGHによる作用は、全身の細胞内で生じているわけです。

貯蔵脂肪を利用することで、体脂肪が減りタンパク質の合成が促進され、窒素(N)の節約作用で筋肉量が増加します。 人体はあらゆる組織で細胞の生と死を繰り返し、結果としてバランスのとれた生命を維持しています。 老化は、体を構成するすべての組織の細胞数が次第に減少し含有水分が減少する現象の総称とも考えられます。 HGHは老化による筋肉減少や骨量減少、肝細胞数減少など、あらゆる体細胞の細胞数減少に対抗する、 ひじょうに大事なホルモンであることがわかります。

それほど強力なホルモンですから、当然のことながら副作用もあります。 成人で生理的範囲を超えた使用をすると、末端肥大症や糖尿病などを生じます。副作用はすべてのホルモンにいえることで、 それを極力避けるためには
、生体内濃度や投与時間を生理的範囲にしておくことが最も重要です。

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